
他人のYouTube(ユーチューブ)動画を使うと著作権侵害になりますか?
スマート動画づくりセミナーやセミナー参加者限定のスマート動画づくり情報コミュニティで著作権に関するこんな質問があったんです
お気に入りの動画を自分のYouTube(ユーチューブ)にコピーしてメルマガやFacebookで紹介する方がアクセス数が増えていいと思うのです。
著作権の関係でOKとNGのものがあるとの事でしたが、どこを見て判断をすればいいのでしょうか?
今回は、YouTubeの著作権と著作権侵害について徹底的に解説します!
標準のYouTubeライセンスとは
CC BYライセンスが適用されていない動画のこと
YouTubeの著作権を表現している言葉に、標準のYouTubeライセンスがあります。
標準のYouTubeライセンスというのは、YouTubeにアップロードされた全ての動画にデフォルトで設定されている著作権。
CC BYライセンス(クリエイティブ・コモンズライセンス)が適用されていない状態のことをいいます。
CC BYライセンスを適用された動画は何ができる?
他のYouTube利用者が商用利用できる
CC BYライセンス(クリエイティブ・コモンズライセンス)が適用されている動画は、他のYouTube利用者もその動画を利用しても大丈夫ということ。
具体的には、以下のようなことができます。
・動画の複製と再配布が可能
・改変・リミックス・他作品のベースにすることが可能
(営利目的も可能)
・利用に際してクレジットの表記は必須
・再配布にあたって元の動画にない制約の追加は禁止
(参考:creative commons)
このCC BYライセンスは、YouTube動画のアップロード設定で変更しない限りは、標準のYouTubeライセンスのままです。
標準のYouTubeライセンスではできない…
標準のYouTubeライセンスでは上に書いたようなことはできないということになりますね。
“お客様は、「ダウンロード」または同様のリンクが本コンテンツについて本サービス上でYouTubeにより表示されている場合を除き、いかなる本コンテンツもダウンロードしてはなりません。
お客様は、YouTubeまたは関連する本コンテンツのライセンサーからの事前の書面による同意なく、コピー、複製、送信可能化、出版、翻案、配布、放送、表示、販売、ライセンス付与又はその他一切の他の目的のために利用されてはなりません。”
(引用:YouTube利用規約)
(強調・改行は執筆者が加えたもの)
YouTubeの著作権侵害の条件を簡単に
商用利用の禁止・許可は明確
「SNSやWEBサイトで利用することの全てが禁止されているのか」というとそうではありません。
YouTubeヘルプには、ウェブサイトの商用利用が禁止されるケースと許可されるケースについてこのように書かれています。
“ブログで時々 YouTube の動画を貼り付けてコメントを付けたり読者に好きな動画を見せたりすること自体は問題ではなく、それが一般向けの広告を含んでいるブログであったとしても YouTube はその行為を禁止しません。
ただし、大量の YouTube 動画を埋め込んだだけで、意図的に広告収入を得ようとするだけのウェブサイトは、利用規約に違反しているものと見なします。”
(引用:YouTubeヘルプ ウェブサイトの商用利用が禁止されるケースと許可されるケース)
(強調・改行は執筆者が加えたもの)
SNSでの動画の紹介はOK!
SNSでお気に入りのYouTube動画を紹介することはOK!
利用規約に違反しているとはみなされません。
広告収入目的の大量使用はNG
ただし、広告収入を目的にしただけの動画の大量使用はNGです。
これは利用規約に違反しているとみなされます!
動画のダウンロードや再編集は条件次第
YouTube動画のダウンロードや再編集は、条件によってはOKです。
どんな条件かというと…。
CC BY許可ならOK
先ほどお伝えしたCC BYが許可されている動画は、ダウンロードも再編集も可能です。
ただし、クレジットとライセンス表記はしなければいけませんし、YouTube動画によっては、肖像権などの一部の権利は除外されている可能性があります。
YouTubeのクリエイティブ・コモンズ表記はここでわかる
使いたい動画がCC BYかどうかを見るには、YouTubeの動画説明欄をチェックしてください。
説明欄の「ライセンス」部分に「クリエイティブ・コモンズ表示ライセンス(再利用を許可する)」と書いてあれば、CC BY動画です。
標準のYouTubeライセンスはダウンロード・コピーNG
先ほどもお伝えしましたが、標準のYouTubeライセンスの場合は、ダウンロードもコピーも禁止事項に該当します。
どうしても使用したい動画にCC BYが付与されていない場合は、著作者に許可を得る必要があります。
許可を得るためには、著作者に連絡を取る必要があるのですが、YouTubeは許可を得るための手助けはしてくれません。
YouTubeにあるプライベートメッセージ送信機能を使うか、コメントで連絡をするか、YouTubeチャンネルの概要にある連絡先から連絡をとりましょう。
CC BYが許可されている動画は検索オプションで検索できる
CC BYが許可されている動画のみ検索したい場合は、YouTubeの検索バーの検索オプションでフィルタをかけることで検索結果に反映させることができますよ。
YouTube動画をダウンロードできるソフトやアプリ
パソコン・iPhone/Androidで利用できるソフト・アプリ紹介
YouTube動画の利用方法がわかったら、早速ダウンロードしてみましょう!
パソコンからダウンロードするなら「動画がダウンロードできない!YouTube(ユーチューブ)動画のダウンロードソフトおススメ!」が参考になります。
無料ソフト、URL入力だけでダウンロードできるサイト、拡張機能を利用してワンクリックでダウンロードする方法がまとめてありますよ。
スマホアプリを利用したい場合は、「YouTubeダウンロードアプリまとめ!著作権フリーの動画素材の収集にどうぞ」におすすめアプリをまとめてあります!
著作権を気にせず利用できるサイト
著作権を気にせず利用したい場合は、こちらのサイトがおすすめですよ!
動画そのものを探しているなら、8つのサイトを紹介している「著作権フリーの無料動画素材、商用利用可能でハイレベルなサイトのまとめ!」がお役にたちます!
楽曲を探しているなら「著作権フリー、商用利用可能な無料音楽がダウンロードできるサイトまとめ!動画にも最適」が便利ですよ!
まとめ
著作権は、素晴らしい動画を作ってくれているクリエイターさんを守るもの。
お気に入りの動画を作ってくれたクリエイターさんの権利だからこそ、大切にしたいですよね。



