
心理学的に理解する、値段を表示するのに効果的な9つの方法
ここでは海外の記事を元に、皆様に最新情報をお伝えします。
この記事は、こちらを元に作成しています。
https://www.quicksprout.com/2016/08/22/9-psychological-insights-i-use-when-designing-a-pricing-page/
ウェブサイトを作る上で、商品を購入できるページを、心理学的に理解して作ると、売り上げが上がることをご存知ですか?
ここでは、そんな心理学的に分析して、商品購入ページをデザインする時に気をつけたいことをまとめてみました。ウェブサイトをデザインする時に、ぜひ参考にしてみてください。
1.お金の価値を下げる
カジノでおなじみのラスベガスのオーナーは、お金の価値を下げて、顧客にうまくお金を使わせる方法を知っています。
例えば、テーブルをセットする時に、チップをお金と交換します。それはなぜだと思いますか?そこには、いくつかの理由があります。一つは、ディーラーにとって、数えやすいことと、もう一つは、カスタマーがお金をたくさん使っている感覚を、忘れさせることにあります。カスタマーは、チップを使うと、簡単にお金を使ってしまうのです。
また、レストランのメニューに関する調査を、the Culinary Institute of Americaが行いました。一つのメニューには、$(ドル)を値段の隣に記載し、もう一つには、$(ドル)を記載しないメニューを用意しました。その結果、$(ドル)を記載しないメニューを使ったグループの方が、$(ドル)を記載しているグループに比べて、多くのお金を費やした結果が出ました。
それは一体なぜでしょう。それは、$(ドル)サインを見ないことによって、お金の価値を高いと感じなかったからなのです。
そのほかにも、下記のような、$(ドル)を小さく表示したページも効果的です。
出典 https://www.quicksprout.com/2016/08/22/9-psychological-insights-i-use-when-designing-a-pricing-page/
人は、$(ドル)の文字を見るとお金のことを思い出します。そこで、商品購入時に、お金の価値よりも、その商品のバリューを考えさせる必要があるのです。
このように、心理学的に考えると、$(ドル)のサインについて考え直すことによって、商品購入ページが、より力強く効果的なものになります。
2.カラーコーディネート
US National Library of Medicine and National Institutes of Health indicatesが、色の用途の違いを表す調査をしました。その結果によると、特定のブランドのロゴには、特定の色が使われていることがわかりました。
出典 https://www.quicksprout.com/2016/08/22/9-psychological-insights-i-use-when-designing-a-pricing-page/
もし、あなたの会社を立ち上げる予定があるのなら、その雰囲気にあった色を取り入れることをお勧めします。
そして、商品購入ページにおいて、商品名はシンプルな黒、買い物かごに入れるボタンは目立つ色を使うと、良いとされています。例えば、アマゾンでは商品名は黒、買い物かごに入れるボタンは、黄色を使っています。
3.サイズ
商品購入ページにおいて、サイズも大きなポイントになります。
出典 https://www.quicksprout.com/2016/08/22/9-psychological-insights-i-use-when-designing-a-pricing-page/
ページを見たときに、はじめに見えるのは何でしょう。1番目立つのは、「$400 /mo」ではないでしょうか。これは、ページの中心にあり、背景が灰色に対して、明るい青が使われており、他の項目に比べて大きくなっていることがわかります。そうです。この大きさが、ポイントになっているのです。
このことを心理学的に説明すると、ページの中心にあり、より大きく表示されていることによって、邪魔をされることなく、簡単に探すことが出来るので、1番に目がいくということになります。
4.時間制限があるオファー
心理学的に、人はタイムリミットがあると、遅れてはいけないという感覚に取られ、より早く購入を決めたくなります。eBay(イーベイ)やGroupon(グルポン)は、常に販売期間が表示されています。この表示によって、購入を決めるきっかけを作ります。
さらに、Amazon(アマゾン)が取り入れている、在庫の数を表示しているのも、よい例になります。
5. VIPメンバー
人々は、会員になることが好きです。メンバーになることによって、VIP になりたいという感覚になるのです。ユーザーは、VIPになることによって、特別なオファーでさらにお金を費やすのです。
6.定期購読はいつくかのプランを提示
いくつかのプランを提示することは、心理学的にみても、とても効果的だと言えます。
定期購読を、数種類のプランから選べる方法は、現在多くのページで使われています。
ユーザーは、定期購読をすることは、長い目でみるとお金がセーブ出来ます。そこで、最もお得な方法を見出すことができるのです。
7.特価品
特価品を表示することによって、人々の購入意識を促します。ブラックフライデー(アメリカにおいて、感謝祭(11月の第4木曜日)の翌日の金曜日に、大きなセールが行われること。)が、その例にあたります。低価格で商品を購入するために、人がサイトに訪れれば、もっと高い商品や、他の商品を購入することも多く見られるのです。
この時、全てのページには、「お勧め商品」「似た商品」を表示します。このことにより、特価品ばかりではなく、個人に合ったものを見つけることができるようになるのです。このことからもわかるように、ブラックフライデーは、ただ特価品を買わせるだけではないのです。
また、セールの時によく、$14ではなく、$13.99というような端数が使われます。これは、たった1ペニーの違いでも、購入者にとって、より安い錯角を生ませるために使われています。
8.はじめに「イエス」と言わせる
特価品を選ぶ時に、似たようなものを並べ、見比べることによって、より気軽に購入を検討することができます。
その時に、似たようなプランの中に、無料プランがあると、顧客は気軽に検討することができるのです。そして、その後、顧客が戻ってくるきっかけを作るのです。
9.選択肢を与えすぎない
先ほどもお話ししましたが、商品の選択肢を提示して、ユーザーがそれらを選べることは、とても効果的な方法だと言えます。
そのことを踏まえて、カスタマーがテレビを購入する時に、保証書、ケーブル、それに付属するDVDプレイヤーなどの付属品の選択肢を与える方法があります。
この方法を使うと、そのほかの売り上げにも繋がります。しかし、ここで気をつかけなければならないことは、多すぎる選択肢を与えては逆効果になってしまうということです。
まとめ
ここでは、「心理学的に理解する、値段を表示するのに効果的な9つの方法」を見てきましたが、いかがでしたか?
ウェブサイトを作る上で、値段を表示する方法を、工夫することによって、同じ商品やサービスでも、その売り上げが上がるのです。ここで説明したことを踏まえて、今後の数字表示の方法を工夫して、マーケティングに役立ててみてはいかがでしょうか?
みなさんも動画づくりの参考にしてください。
Have a nice movie!!



