
動画研修やセミナーを選ぶときに注意すべき11のポイント
様々なホームページやSNS、メディアで動画が発信できるようになり、企業にとって動画を活用することは必須の時代となってきました。
一方で、初めて動画を導入する企業や、動画のことを一から研修で学びたい場合は、そのセミナーや研修の選ぶ時に注意すべきポイントがあります。
全く合わないセミナーや研修に参加してしまうと、参加しただけで何も効果が得られない、または動画を作るために時間を使ってしまう、質の悪い動画で発信を行ってしまい逆に悪い影響与えてしまうなど場合もあります。
企業の人事部や研修担当のかたが、動画のセミナーや研修を選ぶための注意点をまとめました。
目次で確認
1. 目的とセミナー・研修の趣旨が合っているか?
まずはその動画のセミナーや研修の趣旨が自社の求めている目的に合っているかを、しっかりと確認する必要があります。
動画のセミナーや研修は大まかに分けて下記の種類があります。
- 集客やマーケティングのための動画制作
- プランニングのためのCMやプロモーションムービーの制作
- 社内研修や社内教育のための動画制作
上記の目的によって、セミナーや研修の内容は大きく違ってきます。
自社が求める目的と違うセミナーに行ってしまいますと、全く効果がない、または欲しい結果が得られないということが起こり得ます。
必ずどの目的に当てはまるセミナーか確認して参加しましょう。
2. ターゲットがあっているか?
ターゲットにも様々なものがあります。
そのセミナーや研修がどのターゲットに向けて行われているものか?
事前に確認する必要があります。
動画セミナーや研修の対象となるターゲットは下記のようなものがあります。
- 企業や法人
- ベンチャー企業や小規模企業
- 個人事業主や起業家
- 料理教室やスクール業
- アフィリエータやネットビジネスをおこなっている方
こちらも、動画のセミナーや研修の目的と同じで、対象の違うセミナーに参加してしまいますと期待される効果が全く得られないということもあるので、事前にどういった対象に行っているセミナーかをきちんと把握することが大切です。
3. 実行可能なものか?
実際にセミナーや研修を行った場合、それで目的が達成するわけではありません。
その後に実際に自社で動画を制作し、インターネット上で発信を行う必要があります。
または、社内に展開する必要があります。
動画セミナーや研修はそこに参加することよりも、参加後に実行することの方が大切であり、難しいことが多いのです。
やり方はわかったけど、自社ではとてもマンパワーが足りずに制作ができない、技術が足りなくて作れない、方向性が違って取り入れにくいということも起こります。
セミナーや研修を行う前に、その動画の制作や、社内での動画研修を実行するためにどのぐらいの労力や技術が必要になるのかも事前に確認しておく必要があります。
4. 期待する効果の実績があるか?
動画セミナーや研修は、まだ新しいものが多く、内容のレベルもそれぞれで大きな差があります。
実際に実績のない、またはノウハウが充実していないセミナーや研修に参加してしまうと、できもしないことを、さもできるかのように教えられてしまうこともあります。
また、動画のマーケティングや社内で動画研修を取り入れる方法は、日々変化しています。
ですので、3年も4年も前の方法を学んできても、今ではとても古い方法で使えないということもあります。
ですので、開催者がしっかりと実績を持っていて、今でも使える情報なのかどうか?
その確認を事前に行っておく必要があります。
5. 開催は何回目か?
そのセミナーや研修の実績を確認する方法として、最も分かりやすい指標が開催回数です。
もし、そのセミナーや研修が、何十回、何百回も開催されているものであるならば、きっと内容も充実しており、ずっと人気があるあるということから期待できる効果が得られているものだと判定しやすいです。
逆に、内容があまり面白くない、効果が得られないセミナーや研修は悪い口コミが広まってしまい、参加者や依頼が集まらないので、長く続けることはむずかしいです。
また、開催回数が数回目、または初めて開催するというセミナー講師や研修講師である場合にも同様に注意が必要です。
セミナーや研修は回をおうごとにだんだんと洗練されていき、効果が出やすいものになっていきます。
やはりまだ始めたばかりのセミナーや研修では、数十回、数百回やっているものよりも内容のブラッシュアップが住んでいない可能性が高いです。
ですので、開催回数も一つの効果や実績を確認する方法と言えます。
6. お客様の声や口コミはきちんとしているか?
そのセミナーや研修がよいものかどうかを確認する方法として、Googleなどの検索エンジンで確認をすることはとても良い方法です。
今の時代ではセミナーや研修を受けた方が感想を自社のコラムやブログ、SNSで発信していることがよくあります。
悪い口コミやお客様の声が入っている場合は、当然ながら注意が必要です。
また、お客さまの声や口コミが全く出てこないというのも要注意です。
なぜならば、参加者は悪い印象や感想はなかなかインターネット上にはアップできないものです。
一方で、内容が良かった場合には、それをなんらかの形で発信していることが多いです。
良い口コミが全く出てこないということも、悪い口コミがでてくると同様に注意する必要があります。
もし検索してみて、良い口コミやお客様の声が、参加者のブログやSNSなどの媒体で発信されているならば、
しかも、その数がたくさんあるという場合は、そのセミナーや研修の効果は期待できるものであるということがわかります。
7. 事前に内容のレベルを確認できる情報はあるか?
セミナーや研修選びの難しさの1つに、内容のレベルは行ってみないとわからないということがあります。
お申し込みのページだけでは、どこも良い側面だけを書いているため、実際にその内容やレベルが充実しているかどうかは参加してみないとわからないものです。
一方で、実際にセミナーや研修の質を事前に知る方法があります。
それは、そのセミナーや研修を主催している会社や研修講師が、自社のホームページやブログ、SNS、書籍でそれ関連の専門情報を発信しているかどうかです。
もし、その会社や講師に専門知識があったら、今の時代はならず何かの媒体に発信を行っています。その発信内容を見て、ありきたりのことや、上辺だけのことが書かれている場合は、実際のセミナーや研修の内容でもそういった内容の乏しい話がされることが多いです。
逆に、無料でも充実した内容が公開されている場合には、実際の有料のセミナーや研修ではより充実した内容を聞くことができる可能性が高いです。
ですので、実際に選ぶ前にそのセミナーや研修の主催者の発信をしっかりと調べるようにしましょう。
8. 予算があっているか?
当然ながらセミナーや研修には規模によって料金が違います。
参加者1人につき
- いくらいの予算が必要になるのか?
- それがどのくらいの期間がかかるのか?
- 最低開催人数はあるのか?
- 参加費以外に機材やシステム使用料でかかる予算があるのかどうか?
なるべく詳細な内容を事前に確認しましょう。
9. 開催地域は限られていないか?
内容は充実していて講師の実績もばっちりという場合でも、開催場所が東京都内に限られていたり、主要都市でしか開催されていなかったり、または派遣されていない場合もあります。
実際にそのセミナーや研修がどの地域や場所で開催されているのか?事前に確認、または問合せ先から問い合わせてみましょう。
10. セミナー・研修時間はどのくらいか?
セミナーや研修に参加する側でも時間が限られている場合があります。
長く時間をかけてもらえばよいということではなく、期待される時間内に期待される効果が得られるかどうか?
を事前に確認する必要があります。
11. 参加後のフォローが充実しているか?
動画のセミナーや研修は、実際に参加することよりも参加した後の制作のほうが大切なことは多いです。
その場ではわかっていても、実際に会社に戻ってくると、または実務に入るとまったく進め方がわからない。
実行までにとても時間がかかってしまい、結局頓挫してしまうということもよくあります。
ですので、
- 参加後にどんなフォローがあるのか?
- 質問は受け付けているのか?
- 作った動画に対しての添削やコメントはしてもらえるのか?
ということも事前に確認できると良いでしょう。
まとめ
いかがでしたでしょうか?企業にとって動画を活用するという事は新しいチャレンジになるかと思います。
せっかく新しい試みをしようと思ったのに、セミナーや研修選びに失敗してしまいすぐにあきらめてしまう。ということはとてももったいないことだと思います。
今回の内容を参考にして、自社にあったとは活用を行うためのセミナーや研修選びをしていきましょう。



